子供心に、大人になったら好きなだけ食べてみたいと思ったものです。足付きの銀色の器にこんもり盛られ、ウエハースと銀色の匙が添えられたバニラアイスは、特別な日の、特別なデザートでした。物が豊かでなかった時代には、バナナと同様、病人だけが口にできる贅沢品だったとか…。そんな昔も今も、アイスクリームは最高のデザート。冷たく甘くとろける美味しさは、暑さも、憂うつも、何もかもが吹き飛んでしまう幸せの味。いつでもアイスクリームを食べられる今、有難みは減ってしまいましたが、幸せを感じる美味しさは、変わりません。
かぼちゃ
煮物、揚げもの、グラタン、スープ、etc…。
和洋を問わず、様々に調理でき美味しいかぼちゃ。特に、甘くほっこりと煮えたカボチャは、懐かしい家庭の味。そして、自然な甘味をそのまま活かしたカボチャのパイや天ぷらは、素材の美味しさと野菜の旨味を堪能させてくれます。また、山梨の郷土料理<ほうとう>にも、かぼちゃは欠かすことができません。温かくして食べることが多いので、かぼちゃの旬は冬と思いがちですが、本来の旬は、夏。油との相性がよく、ボリューム感のある夏のメニューにも最適。食応えも充分です。ただ、さんざん食べて嫌いになったという戦中派の方には、かぼちゃの旬も美味しさも、論外なのでしょうが…。